4年生宿泊学習3日目

昨日の夜の余韻を残して、昨晩はぐっすり。朝までみんな体を休めました。
朝のつどいは、もう落ち着いたもの。明日もまたこんな朝がくるような気持ちにさえなっています。でも、今日で終わり。
食事は、すでに5回目になりました。今日は、後から研修の方がこられますが、たいした不安もありません。今朝はご飯です。どうやら一日おきでパン食とごはんが交互になっているようです。連泊する機会はめったにないですからね。正しく食事をするとおいしく食べられる。そんなことをいう人がいました。なるほど、その通りです。
食事のあと、掃除と部屋の整頓にかかります。
ベッドを直すのがけっこう難しい。毛布も、シーツも、独特のやり方があるので、とにかく、次の人が部屋に入った時に、ああ、ここならゆっくりと楽しく気持ちを豊かにして過ごせると思ってもらえるようにしようと話しています。
でも、難しい。体がまだまだ小さいのです。そこで、2人で毛布をたたんだりしていました。
きれいになった部屋に、3日間のお礼をする子どもたちがいました。
何かの思いが残っているのでしょうか。
最後の大きな活動は、体育館に集まってグループラリーです。さまざまな種目にグループで挑戦するのですが、さすがに3日目になっていますので、グループで協力したり、助け合ったり励まし合ったりする姿が見られました。
いくつかの活動のなかで、「くものす」というのがありました。
2本の棒の間にひもを張って、蜘蛛の巣を作ります。一人ずつ蜘蛛の巣にさわらぬようにくぐる抜けるのですが、友達に支えてもらうこともできるんです。しかし、全員が通り抜ける前にだれかが引っかかるとやり直し。もう一度最初から始めます。また、誰かが一度通った場所は使えません。うまく協力して通過するのがいいのでしょうね。
子どもたちの信頼感の高まりの見える活動になりました。
昼食は、6度目の食堂。これが最後になります。何となくいとおしい。
食事のあとは、いよいよ退出。退所式では、張りつめていて、それでいてゆったりとしたいい空気が流れていました。あんな空気を覚えていて欲しいものです。
記念写真のあと、強い日差しのなか、吉島のホームに向けて出発です。
みんながウォークラリーで歩いたコースをたどり、布施川を渡り、約1時間30分で学校に到着。
校長先生のお話を聞いて、帰着式も終わりました。
学校からそれぞれの思いを抱えて帰って行く子どもたち。家に着いてほっとしてから、きっと眠る少し前に、何となく寂しさを感じるのかもしれません。
お世話になったみなさんや、ご心配をかけたみなさんに感謝します。