ヤゴの羽化

オニヤンマ羽化

正確な表現だと、トンボの羽化ですね。
4年生教室で飼育していたヤゴが羽化しました。ヤゴはトンボの幼虫で、学校のプールにいたものを水槽で飼っていました。餌はやはりプールから採集してくる川虫や貝です。顎を伸ばすようにして食べる様子はなかなか見られないものでした。
この朝、そのヤゴが羽化しました。オニヤンマです。
トンボは、大きく分けると、トンボ、ヤンマ、アカネの代表3種があります。いろんな種類がありますが、なかでも大型のヤンマは人気があります。ヤゴの形からどうやらヤンマらしいと思われていましたが、そのとおりでした。
トンボはサナギにならないタイプの昆虫で、こういうのを不完全変態と言います。一方、チョウは幼虫、サナギ、成虫に変態しますので、完全変態と言います。カブトムシもそうですね。バッタはどうでしょう。今、ちょうど草むらにはバッタやカマキリの幼虫がたくさんいます。親とよく似た姿をしています。このまま脱皮しながら大きくなり成虫になりますね。これも不完全変態です。
川ではカゲロウの羽化が盛んですね。ヤンマと違って、羽化はずいぶん高速です。魚の餌食になる前の必死の羽化らしいです。
生き物を見つめると、不思議なことばかりです。