5年生宿泊学習1日目

5年生の宿泊学習が始まりました。
1日目は、立山登山です。
9時30分に室堂出発。ガスがかかっていますが、比較的安定した気候。それでも、雷の予報が出ています。気をつけて登山に出発します。
高度順応のために、みくりが池を回り、室堂山荘を経由して、一の越に向かいます。今年は、少し、残雪が多いので、高山植物は少し遅れているところとすっかり花盛りの場所と。コバイケソウが盛りのようです。這松とチングルマのなかに顔を出したコバイケソウがきれいです。3年に1度しか咲かないと言われていて、今年はどうやら当たり年ですね。
弥陀ヶ原ではゼンテイカも見られました。
子どもたちの隊列は慎重に進みます。2450mを出発点とする行程は日本でも珍しいもので、それだけに隊列をコントロールして無理のないように活動する必要があります。幸い、まわりを見ながら歩けるような速度でなじみながら進んでいきます。カールの光景が大変美しいですね。
一の越で食事を取り、いよいよ雄山の山頂アタックです。気温は、10度ちょっと。風が強い分だけ寒く感じます。落石も多い場所なので、引率の先生やガイドの方に歩き方を教わりながらすすみ、12時過ぎに雄山山頂に到達しました。
景色が見えればまたそれはすばらしいのですが、あたりを覆ってしまうガスもまた下界では味わえない立山らしさです。そんな風景を満喫しました。
少し雨が降りましたが、すぐにやみました。寒くなってきたので、雨具を着込んでいる子どもたちも少なくありません。
登りとほぼ同じくらいの時間をかけて下山。軽い高山病の症状が出た子どももいましたが、全員、無事室堂へ帰着しました。
ここからバスで立山少年自然の家へ。不動平の常設テントに入り、一日の山行きをふり返りました。すばらしい星空でした。さそり座が輝いていました。
立山黒部アルペンルートのサイト
国立立山少年自然の家のサイト