リニューアル進捗

予告しておりましたウェブサイトのリニューアルは着々と進んでいます。
トップページのデザインがほぼ完了しました。CSSを使って、りんごの里・吉島小学校のイメージカラーを青リンゴにして、色調の調整を済ませました。
多くのみなさんが普通に閲覧しているウェブページも、白内障や色覚障害、あるいは、目が疲れている時など、大変見づらい場合があります。ほとんどの場合には、文字や背景の色合いが不適切なために、コントラストの不足などで読みにくくなっています。これをほぼ完全に調整しました。WINDOWSMacでは、表示できる色が少し違っていて、色の指定の仕方次第では思うように表示できず、WINDOWSパソコンでちゃんと見えても、Macでは見えない、また、その逆も起こりうる症状です。そのため、双方のパソコンで同じように表示できるセーフカラー(216色)だけを用いて、表現が損なわれないようにしました。
文字の大きさはディスプレイの解像度やブラウザによってある程度標準が異なり、また、さまざまな設定もできるのですが、ウェブページが固定サイズを使っていると、そうした設定を変更して、閲覧する人の環境に合ったものにしても変化しないこともあります。そこで、文字サイズは相対指定してあります。大きな文字の指定をすると、それぞれが割合に応じてサイズを変えて、全体のバランスを保ちます。どこかだけが大きくなったり、小さいままということも避けられるよう作ってあります。同時にできるだけ横スクロールが入らないように作ってみました
それから、パソコンは視覚に障害のある方も使っています。スクリーンリーダーと呼ばれるソフトウェアを使うと、ウェブページを音声合成で読み上げるのです。音声合成にはウェブページ記述のためのルールをもとにしていて、例えば、リンクのところでは音声が変わったり、画像ファイルはどんな画像なのかを言葉で伝える仕組みになっています。しかし、もともとのウェブページがルールに沿っていないとうまくページの様子を再現できなくなります。最も厳格なルールより少しだけ一般的なルールを適用しています。フレームを使わないのもそれが理由です。
もうひとつ、次世代型のHTML記述であるxhtmlを採用していることも特徴です。インターネットの技術はホームページのような表現だけでなく、情報のやりとりについても大変多くの可能性を持っています。あふれる情報をより的確に処理し、効率的に利用していくためには、やはりルールが必要で、世界的に了解されている記述の仕方があります。次世代型の記述の方法を採用することで、今後も、更新や改編がスムーズに行えるような方法を採用してみました。
9月にテストサイトを公開する予定です。
ご覧になった感想などを教えていただければ幸いです。

更新の準備

現在、吉島小学校のウェブサイトの更新の準備を進めています。
今のままでも十分に使えるように思えますが、インターネットの環境は展開が早く、確実に多くに人が安全に利用できるような仕様が採用されるようになっています。それに合わせて、夏休み中を利用して、これまでのコンテンツを生かしながらユーザビリティが高いものにしていく作業を進めています。
吉島小学校日記とともに、ウェブサイトの更新もしばらくは停止しています。
少しお待ちください。
準備段階のラフスケッチを制作していますが、現在、以下のようなことを考えています。(ウェブサイト制作委員会で決定しますので、正式ではありません)

  1. イメージカラーを校舎の色合いに合わせること
  2. CSS(カスケーディング・スタイル・シート)を採用して、多くのみなさんのパソコンや携帯電話の環境に合わせた形にすること
  3. プライバシーなどに十分配慮して、安全なサイトにすること
  4. 学校の情報を提供すると共に、情報の共有ややりとりに対応したものにすること

などです。
ご意見などいただけるとうれしく存じます。

5年生宿泊学習2日目

さわやかな朝です。
木々に鳥の声が響きます。
今日は野外炊飯。一斗缶を使ったコンロで炊飯をします。メニューはカレーライス。野外料理の定番です。もともとは、海軍の料理だったそうですね。栄養のバランスがよく、そのうえ食べやすい。
米を炊くという体験がもしかしたら特別かもしれません。研ぐ、水を測る、炊くという一連のやり方は炊飯器の仕事なのでなかなか意識していない作業です。これを自分の力でやる、そこがおもしろいわけです。
あたりを見回すと杉の葉などが落ちています。これを使って火を作り、よく乾いた薪で大きな火に育てます。人の暮らしで当たり前に伝えられたものも、こうした体験学習を通して学ぶわけです。
水加減を間違えて、ほとんど米の状態になってしまったのもありましたが、そこは人の力と火の力の技。釜に石を乗せて圧力をかけて何とか食べられる状態にしました。
木々に光がさしてまたたき、ささやくような午前の風に吹かれ、カレーライスを食べました。
午後からは、ポイント探しです。大丸山周辺に設置されたポイントをグループで探します。協力しないと見つからないものばかりで、グループの力が試されます。
大丸山周辺は典型的な里山で、たくさんの木々と生き物の気配があります。あるポイントの近くにトチノキがありました。「モチモチの木」ですね。大きな姿でいったいいつからここにいたのでしょう。やさしく、やわらない樹皮にふれて、木の気配を味わう子どももいました。
夜は、星の観察です。ところが、突然の驟雨。外での観察は中止。エコスクールのプラネタリウムなどを使って学習をしました。幸いサイトに帰る頃には雨も上がり、涼しい夜を楽しみました。
ある先生は、芝生に銀マットを敷いて、そのままシュラフだけで眠ったそうです。野宿体験とか言って喜んでおられました。
いよいよ明日が最終日です。

5年生宿泊学習1日目

5年生の宿泊学習が始まりました。
1日目は、立山登山です。
9時30分に室堂出発。ガスがかかっていますが、比較的安定した気候。それでも、雷の予報が出ています。気をつけて登山に出発します。
高度順応のために、みくりが池を回り、室堂山荘を経由して、一の越に向かいます。今年は、少し、残雪が多いので、高山植物は少し遅れているところとすっかり花盛りの場所と。コバイケソウが盛りのようです。這松とチングルマのなかに顔を出したコバイケソウがきれいです。3年に1度しか咲かないと言われていて、今年はどうやら当たり年ですね。
弥陀ヶ原ではゼンテイカも見られました。
子どもたちの隊列は慎重に進みます。2450mを出発点とする行程は日本でも珍しいもので、それだけに隊列をコントロールして無理のないように活動する必要があります。幸い、まわりを見ながら歩けるような速度でなじみながら進んでいきます。カールの光景が大変美しいですね。
一の越で食事を取り、いよいよ雄山の山頂アタックです。気温は、10度ちょっと。風が強い分だけ寒く感じます。落石も多い場所なので、引率の先生やガイドの方に歩き方を教わりながらすすみ、12時過ぎに雄山山頂に到達しました。
景色が見えればまたそれはすばらしいのですが、あたりを覆ってしまうガスもまた下界では味わえない立山らしさです。そんな風景を満喫しました。
少し雨が降りましたが、すぐにやみました。寒くなってきたので、雨具を着込んでいる子どもたちも少なくありません。
登りとほぼ同じくらいの時間をかけて下山。軽い高山病の症状が出た子どももいましたが、全員、無事室堂へ帰着しました。
ここからバスで立山少年自然の家へ。不動平の常設テントに入り、一日の山行きをふり返りました。すばらしい星空でした。さそり座が輝いていました。
立山黒部アルペンルートのサイト
国立立山少年自然の家のサイト